冷え 疲労 の原因 となるとなることはご存じでしょうか。最近、どうも疲れる、やる気がでない、だるい、倦怠感で病院を受診したのに検査結果は異常がなかった という人もいるかもしれません。
冷え 疲労 の原因
冷えと疲労の関係は複雑であり、さまざまな要因が関与していますが、血液循環が悪くなると老廃物がたまり疲労因子 FF が体内に増えやすいので、疲れやすくなります。女性の不快症状のひとつに冷えがあります。
疲労因子FF(Fatigue Factor)は、体内に蓄積されると疲労感を感じるようになる物質です。
「FF(Fatigue Factor)」の発生メカニズムについて、以下のようなプロセスが考えられます。
- 活性酸素による細胞の損傷: 徹夜や激しい運動などにより、体内に活性酸素が発生します。活性酸素は細胞を傷つけ、その結果、老廃物が溜まります。
- 老廃物によるFFの発生: 溜まった老廃物の一種から、FFが誘発されます。
- FFによる疲労シグナルの伝達: 発生したFFは脳に送られ、疲労感として認識されます。
これらのプロセスを通じて、疲労因子が生じると考えられます。
また、「FR(Fatigue Recovery Factor)」は、FFを中和し、細胞の修復を促進することで疲労を回復させると考えられています。適切な睡眠、運動、栄養、ストレス管理などが、FFの増加を抑制する方法として挙げられます。
最後に、東京慈恵会医科大学ウイルス学講座の研究によれば、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)が疲労によって再活性化する現象があり、この中からeIF2αが疲労の原因であることが突き止められました。この研究成果は、将来的に新たな疲労治療薬の開発につながる可能性があります。
これも血行不良が原因のひとつで生体リズムを崩すことにもつながります。冷えを改善することば、疲れにくい体をつくることになります。デスクワーク中心だと同じ姿勢をとることになり、どうしても血流が悪くなります。同じ姿勢をとると疲労することは前述したとおりですが、これは冷えも同時に引き起こします。新型コロナの影響で在宅ワークが増え、疲れを感じている人は、1時間に1回休憩を入れて体のストレッチをしてみましょう。
なるべく1時間おきに席を立って、トイレまで歩いたり、体を動かしてみたり、こわばった筋肉に刺激を与えるようにします。
また、靴下やひざ掛けを利用して下半身を冷やさないようにしましょう。冬の薄着も冷えを招くので注意が必要です。体の温まる飲み物・食事をとるようにするのも肝心です。体を温める食材として『生姜』が人気となっているようですが、料理やお茶などに上手に取り入れるといいでしょう。
冷えは女性だけじゃない!男性も注意
冷えは女性だけに起こるものではありません。男性の場合「冷えなんてかっこ悪い、我慢すればいい」と症状を訴える人が少ないのかもしれません。筋肉はエネルギーをつくり出す工場です。
男性は女性よりも筋肉量が多いので、熱産生は女性よりも高いと考えられます。でも、胃腸の機能が弱っている、やせている、運動不足、ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経の働きが乱れている人などは、冷えやすいといいます。冷えを抱えたまま=疲れやすい状態です。男性も疲労対策のひとつとして冷えを改善することが大切です。