熟睡 体を温める 就寝前に温めるのが大事 具体的な方法としては、軽いストレッチや呼吸法やヨガで副交感神経を刺激し、さらに寝る前にゆっくりとお風呂に入り、体温を上げてから寝るようにします。この軽いストレッチなどを習慣化すると非常によく眠れるようになり体が楽になります。
熟睡 条件 体を温める
交感神経の過緊張からくる睡眠障害を解消するもっともよい方法はストレスを取り除くことですが、実際にはかなりの生活改善が必要です。人は知らず知らずのうちにストレスをかかえそして体が緊張しています。
また、薬剤性の場合も、持病の薬をやめることはなかなかできません。どちらの場合も実現はかなりはむずかしいので、交感神経過緊張による睡眠障害を改善するには、少し時間はかかりますが、副交感神経を刺激することを行い、少しずつでも副交感神経を鍛えていくしかありません。
具体的な方法としては、軽いストレッチや呼吸法やヨガで副交感神経を刺激し、さらに寝る前にゆっくりとお風呂に入り、体温を上げてから寝るようにします。この軽いストレッチなどを習慣化すると非常によく眠れるようになり体が楽になります。少し面倒だと感じても続けることで緊張が少しずつほぐれます。
TVを見る時間、スマホを見る時間を5分削って就寝前にストレッチやヨガを行うといいでしょう。
さらに、交感神経過緊張タイプの人の場合は、睡眠の実質的な時間を増やすことも大切です。眠っている間は副交感神経が優位に働くので、睡眠時間を増やすことが、交感神経の過緊張を和らげることにつながるからです。
体温が上がると体は眠りに入りやすくなるので、就寝前のお風呂は、交感神経・副交感神経、どちらのタイプの不眠症にもお勧めです。ちなみに就寝の2時間前に入浴すると快眠のためのメラトニンの分泌が増えます。
体を温めるためには、水を少し温めた白湯を飲むのもよい方法です。子どものころ、眠れないと温かいミルクを飲むといいといわれたことのある人もいると思いますが、寝る直前にカロリーのあるものを摂るのはよくありません。
体が中から温まれば、効果は同じなので、胃腸に負担のかからない白湯を飲むことをお勧めします。交感神経タイプ、副交感神経タイプ、いずれのタイプの睡眠障害も、薬に頼っているかぎりは根本的な改善には至りません。
アメリカでは、睡眠障害には薬ではなくサプリメントの「メラトニン」が処方されます。健康な人でも高齢になると、朝早く目が覚めるという人が多くなりますが、これは加齢に伴ってメラトニンの分泌が減少していくのが原因です。
メラトニンは、残念ながら日本ではサプリメントとして販売されていませんが、アメリカやヨーロッパでは植物由来のメラトニンが広く普及しています。メラトニンは、唯一、生殖期の女性に対しては排卵がしにくくなるという副作用が報告されていますが、それを除けば、一生飲みつづけても何の害もないといわれている非常に安全性の高いサプリメントです。
アメリカでは、メラトニンはどこのドラッグストアでも手に入ります。海外に行く機会のある人は、一度試してみてはいかがでしょうか。
メラトニンについてはこちら。
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