貧血 冷え の原因になっているのは女性に多いのが一般的です。貧血 を改善する ことで体温アップできます。
貧血とは、血液の赤血球の中のヘモグロビンの量が減少して、体内が酸欠になってしまうことです。ヘモグロビンの量が低下するとカラダの組織に十分な酸素が行き渡らず、さまざまな不調があらわれるようになります。ツライ冷えもひどくなるのは当然です。女性は生理があるために貧血になりやすいので冷えも同時に併発しやすくなります。
貧血 冷え の原因 女性のほとんどは鉄欠乏性貧血
貧血の種類はいくつかあるのですが、なかでも患者が最も多いとされているのが、体内に取りこまれる鉄の量が足りないために起こる 「 鉄欠乏性貧血 」 です。
ヘモグロビンは鉄によってつくられているので、赤血球の中心的な成分である鉄が不足すると、ヘモグロビンの量も減って、全身へと運ばれる酸素の量も少なくなるのです。
体内の鉄が不足する原因のひとつに、食事からの摂取不足があります。これには、栄養バランスの悪い偏食や過度なダイエットが関係していると考えられます。食事の量が少ないと、鉄の摂取量も自然に不足しがちになります。
暑い夏には、夏バテから食欲が低下する人が増えると思いますが、気をつけなければならないのは、若い人だけでなく基礎体力が低い高齢者も同じです。普段から食の細い人の場合は特に、食事量が減るとともに体内に取りこまれる鉄の量も減ってしまいます。
そして、もうひとつ、鉄不足の原因となるのは、鉄が体外へ排出されることです。やはり多いのは女性の月経です。また、中高年の女性では、子宮筋腫や痔などにより、長期に渡って少量の出血が続くことが原因の場合もあります。
貧血 冷え は月経のある女性や妊婦は特に注意する
鉄欠乏性貧血は、一般に、男性よりも女性に多いものです。健康な女性の場合、月経のある間は月に1度は必ず出血が起こるため、それにともなってヘモグロビンの生成に必要な鉄も失われてしまいます。
月経の出血によって1日に失われる女性の鉄の量は、男性と比較するとおよそ2倍になるといわれています。また、妊娠している時にはお母さんの体内の鉄は胎盤を通じて赤ちゃんを育てるために使われるし、授乳の際には母乳の中にも含まれている鉄が失われてしまうのです。
体にあらわれる貧血の症状
貧血の代表的な症状には、脳の酸欠によるめまいや耳鳴り、頭痛があります。筋肉が酸欠状態になると全身のだるさがあって、疲れがなかなかとれなかったり、体の冷えを感じやすくなります。
貧血が進んでくると、皮膚の赤みの色素が減るので青白くなったり、まぶたの裏の粘膜や舌の表面が白っぽくなったりします。動悸や息切れ、食欲の低下がみられることもあります。
さらに貧血がひどくなると、爪が平らになったり、スプーンのように反りかえったりして、もろくなります。体にあらわれるこういった症状を見逃さないようにしましょう。
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しかし、このような症状があらわれたからといって、すぐに貧血だと判断することはできません。例えば、めまいや動悸は高血圧などによっても起こることがあって、これらの症状が貧血特有の症状ではないからです。貧血かどうかは、自覚症状だけでなく、血液検査をすればわかります。
貧血を改善するための栄養成分
食品に含まれる鉄には、肉や魚に多いヘム鉄と、海藻や野菜に多い非ヘム鉄の2種類があります。2つを比べると、非ヘム鉄はヘム鉄よりも吸収率が低いのですが、肉や魚とともにバランス良く食事をとって鉄を摂取しましょう。
また、ビタミンCやタンパク質を一緒に摂取することで、鉄が体内で吸収されやすくなり、吸収率がさらに高まります。
なかなか貧血が改善しない場合には、栄養不足によって赤血球がつくられなくなっていることも考えられます。このように血液自体が不足しているなら、鉄のほかに、造血を助ける働きのある葉酸を摂取することも大切です。
葉酸は、健康な血液をつくるために必要な栄養で、「造血のビタミン」とも呼ばれています。また、葉酸の働きを助けてくれるビタミンB12も一緒に摂るとなお良いです。
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コメント
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